うつ病で仕事が思うようにできないし、給料も上がらないからお金も貯められない……。でもやっぱり励ましあえるような人と出会って、恋愛したいです……。
兵庫の41歳の会社員。仕事が恋人でしたが鬱になり迷走して気づいたら婚期を逃していました。メンタルがきつかったけど、本気で婚活したら4カ月で婚約して8カ月で結婚できました。現在うつと婚活の狭間で悩んでいる方に役立つ情報が届けられたらうれしいです。
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うつ病中の恋愛に共通する3つの特徴
うつ病中の恋愛は、健康な時期とは異なる特徴を持っています。この状況を理解することは、お互いを支え合い、関係を深めるために重要です。
①男女ともに相手を心から愛している
うつ病を経験すると、感情が敏感になります。この時期、人を愛することの大切さや、その深さをより深く考えるようになります。愛情表現が変わるかもしれませんが、それは心からのものです。
うつ病で何もできない時期に、私の好きなチョコレートケーキを恋人が買ってきてくれたとき、泣くほど嬉しかった記憶があります。
感受性が豊かで人を愛する大切さを深く考えている
うつ病中は、普段よりも人に対する感謝や愛情を強く感じます。小さなことで幸せを感じ、パートナーへの感謝が増します。この感受性は、二人の絆を強くするチャンスです。
感受性が豊かな人は、嬉しいことも悲しいことも、人一倍感じやすいです。
そのおかげで恋人と共感をしやすく、辛い時には寄り添い、楽しい時は更に楽しく、といった関係が築きやすいと言えるでしょう。
②自分は情けない…と悩む
自己否定の感情が強くなるのも、うつ病中の特徴です。「自分はダメな人間だ」と思い込んでしまうことがあります。しかし、この思いは病気が生み出したもので、実際のあなたではありません。
同期の皆は当たり前にできているのに、なんで私はできないんだろう……と思って眠れない夜が、私にもありました。
なにもかも自分がダメだと思ってしまう
この感情は非常につらいものですが、大切なのは自分自身を許すこと。また、パートナーからのサポートや理解が、自己受容への大きな一歩となります。
ネガティブになりすぎると、本当に何もできなくなってしまいますよね。そんなときは自分自身に求めるハードルを下げてみてください。そうすることで小さな成功でも自己肯定感があがり、過ごしやすくなっていくはずです。
③性欲がなくなる
うつ病により、性的な関心が低下することがあります。これは、心身のエネルギーが低下しているためで、愛情が減ったわけではありません。
うつ病で気分が沈んでしまっているときは、恋人に身体を触られてもその手を跳ね除けてしまったり……決して嫌いなわけではないのだけど。
好きだけど性的な魅力を感じなくなる
この変化を受け入れることは、関係を維持する上で重要です。お互いに理解と忍耐が必要になります。
夫婦間で性交渉が1か月以上ないと答えた既婚者は、全体の64.2%にも上るそう。ずっと一緒にいることで性的魅力を感じなくなってくるというのは、多くの人にとって避けられないことなのかもしれませんね。
うつ病が治ると改善見込みあり
幸い、うつ病の治療と回復に伴い、性的な関心も徐々に戻ってきます。この期間、お互いの絆を深め、新たな愛の形を見つけることができます。
うつ病の恋愛って男女依存性があるって本当?
うつ病を抱える中での恋愛は、ときに依存性が高まることがあります。これは、心の支えとなる相手に強く依存し、その人なしではいられなくなるためです。この状態を理解し、健全な関係を築くための工夫が必要です。
こんなにダメな私と付き合ってくれるのは、この人しかいない!
そんな風に思って依存してしまうなんてことも、ありがちですよね。
相手がかけがえのないものになっている
うつ病を経験する中で、パートナーは精神的な支柱となります。そのため、相手への依存度が高まることがあります。この感情は自然なことですが、依存の度合いが強すぎると、関係に負担をかけることになりかねません。
監視するような関係にならないように注意
パートナーへの過度な依存は、時に監視や束縛といった行動につながることがあります。これは健康な関係を損なう原因となります。お互いの自立を尊重し、信頼に基づく関係を心がけることが大切です。
パートナーのスマホを勝手に見てLINEの履歴をチェックしたり、外出先を過度に制限したりなど、行き過ぎた束縛には注意が必要ですね。
うつ病と恋愛のデリケートな関係性
うつ病と恋愛の間には、深く絡み合った関係性が存在します。この繊細なバランスを理解することは、両者の健康な関係を築く上で非常に重要です。
うつ病を抱える中での恋愛観の変化
うつ病は、人の恋愛観に大きな影響を及ぼすことがあります。心の状態が変わることで、自分や相手への感情が敏感になったり、時には距離を置きたくなったりすることも。しかし、これらの変化を共有し、理解し合うことで、より深い結びつきを築くことができます。
恋愛がうつ病に与える影響
恋愛は、うつ病の状態にプラスの影響を与えることが多いです。愛されている感覚や、大切な人を思う気持ちは、心に安らぎをもたらし、治療の励みとなります。しかし、関係にストレスを感じると、症状を悪化させることもありますので、コミュニケーションの取り方が鍵となります。
私もうつ病で他の人を愛する余裕なんてないと思っていましたから、恋愛への一歩を踏み出す勇気が出ない気持ちは分かります。
男女依存の落とし穴とは
恋愛における男女間の依存は、関係を危険に晒す可能性があります。この依存の落とし穴を避けるためには、その心理的背景を理解し、健康的な恋愛の築き方を学ぶことが重要です。
依存関係に陥りやすい心理的背景
依存関係に陥る大きな原因は、自己価値感の低さにあります。
依存を防ぐための健康的な恋愛の築き方
依存を防ぐためには、まず自己肯定感を高めることが大切です。自分自身の価値を認識し、自立した個人としての幸福を追求することが重要です。
例えば今日も朝早く起きれて偉い!とか、洗濯も洗い物も終わらせて偉い!とか、簡単な自己肯定から始めるといいかもしれないですね。
うつ病を抱える人の恋愛における共通の特徴
うつ病を抱える人の恋愛は、特有の困難を伴いますが、それを乗り越えることで関係はより強固なものになり得ます。
パートナーにうつ病のことを理解してもらったり、できないことをサポートしてもらうのは大変ですよね。でも、その後の信頼はかなり大きくなりますよ。
恋愛に対する不安とその乗り越え方
うつ病を抱える人々は、恋愛において自分自身が相手に負担をかけてしまうのではないかという不安を抱えがちです。また、自己価値が低下しているため、愛されるに値しないと感じることもあります。
うつ病で家に引きこもっていたりすると、「こんな私でいいの?ただただ申し訳ない……」と、恋人と顔を合わせるのも億劫になったりしますよね。
コミュニケーションの重要性とその方法
恋愛関係においてコミュニケーションは非常に重要です。特に、うつ病を抱える場合、自分の感情や状態を正確に伝えることが困難になることがあります。
私はなぜつらいのか、何が悲しくなっているのか、どういう理由でこの行動ができないのかなど、まずは自分の中で整理する癖をつけてみましょう。
うつ病と恋愛のバランスを取るためのポイント
うつ病と恋愛のバランスを上手く取ることは、両者にとって有益な関係を築くために重要です。自己理解と自己受容、そしてサポート体制としての関係性の築き方が、このバランスを保つ鍵となります。
自己理解と自己受容の大切さ
うつ病を抱える人が恋愛関係で幸せを感じるためには、まず自己理解と自己受容が必要です。
まずは自分のことをよく考えて、うつ病の自分でも認めてあげることが大事みたいですね。私にもうまくできるかな……。
健康的な恋愛をするための心構え
健康的な恋愛を継続するためには、適切な心構えが必要です。これには、自分自身と向き合う時間の重要性を理解し、パートナーと共に成長するためのコツを知ることが含まれます。
自分自身と向き合う時間の重要性
健康的な恋愛関係を築くためには、まず自分自身を理解し、愛することが大切です。
先ほども言いましたが、まずは自分の気持ちや状況を整理すること、それから自分の小さな成功もどんどん認めてあげることが大切なんですね。
パートナーと共に成長するためのコツ
パートナーとの関係で成長を遂げるためには、お互いに対する理解とサポートが不可欠です。共通の目標や趣味を持つことで、一緒に新しいことに挑戦し、経験を共有することができます。
例えば一緒に何か資格を取ろうと頑張ってみたり、一緒に美味しいカフェを探すことを趣味にしてみたり、などですね。
【まとめ】うつ病でも恋愛できる
うつ病を抱えていても、恋愛は十分可能です。
「うつ病だから恋愛なんてできない……」そんな風には思わずに、まずは一歩を踏み出してみてくださいね。
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